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ケーススタディ

兵庫県立加古川医療センター
デジタルマンモグラフィ画像観察にNio 5MP LEDを活用

インタビューご協力者 兵庫県立加古川医療センター様
部長(化学療法担当) 兼 乳腺外科部長 石川 泰 様 / 乳腺外科医長 小林 貴代 様

兵庫県立加古川医療センターでは、2018年にコニカミノルタ製マンモグラフィ画像保管システム「Plissimo MG」にあわせて、バルコ製「Nio 5MP LED (MDNG-5221)」を導入。デジタルマンモグラフィ画像表示において画像観察ワークフローの効率化と精度向上に寄与している。

兵庫県ドクターヘリの基地病院として運用

兵庫県立加古川医療センターは、旧兵庫県立加古川病院が2009年11月に移転して開院した兵庫県の医療機関である。東播磨地域における3次救急医療に加え、生活習慣病医療、感染症医療、神経難病医療、緩和医療を加えた「五つの政策医療」を展開し、兵庫県ドクターヘリの基地病院として運用も行うなど、地域医療の中核を担っている。
2018年にはデジタルマンモグラフィ画像保管システムの導入にあわせて、バルコ製「Nio 5MP LED (MDNG-5221) 」を院内の4箇所に導入。微細な病変を描写するという高度な画質を要求されるデジタルマンモグラフィ領域において、医師の画像観察をサポートしている。

コントラストが引き立ち、フィルムのような質感

「Nio 5MP LED(MDNG-5221)」を石川医師と小林医師がはじめて見たのは、ソフトコピー診断への移行を検討時に、デジタルマンモグラフィ画像処理システムの評価を行っているときのことだった。石川医師は「黒と白のコントラストが引き立っており、石灰化など微細な病変を視認しやすく、診断に耐え得る」と評価。小林医師も「保護カバーに施された低反射コーティングがフィルムのような質感であり、自然な見え方」と高く評価。「Nio 5MP LED(MDNG-5221)」が持つポテンシャルは、ソフトコピー診断における画像観察ワークフロー革新の期待を促すものだった。

環境光がある診察室でも視認性に優れ、患者にも病変部の説明がしやすい

同院ではNPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構のソフトコピー臨床画像評価要件に適合するよう、「Nio 5MP LED(MDNG-5221)」を1台の端末に2面、患者リストなどを表示するサブモニタ1面を配備し、過去画像との比較がしやすい環境を構築している。それによる画像比較時の効率化は期待通りだが、小林医師はそれに加えて「黒がしっかりと表示されることにより、石灰化がとても視認しやすい」と導入効果を高く評価している。
また、石川医師は画質の良さだけではなく患者への説明にも有効だと指摘。医師が使用する診察室は、患者への説明時に部屋を明るくする必要があることから、必然的に環境光が生じる。「Nio 5MP LED(MDNG-5221)」で採用している低反射コーティングは鮮鋭度を確保しつつ環境光による画面反射を抑えるため、「環境光が生じる患者への説明時にも病変が視認しやすく、説明がスムーズに進められる」と評価しており、バルコ独自の技術は画像観察だけではなく医療サービスの向上にも貢献している好例といえる。

石川医師

画面の反射が抑えられているだけではなく、コントラスト比以上に黒と白のコントラストがはっきりと視認でき、石灰化を見つけやすい。ディスプレイの画質は医師の診察をサポートする大切なツールである。

小林医師

フィルムのような質感で黒がしっかり表示できることから石灰化が視認しやすく、導入の効果を感じている。一方で、乳腺の領域でも画像のカラー化が進んでいるため、メーカーにはカラー画像の表示にも耐え得る製品開発を進めていただきたい。

石川医師 / 小林医師